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これはきっと大切なこと。

こんにちは!

暦の上では今日から冬ですね。こもれびも加湿器を焚いたり、

お昼寝のお布団が毛布になったりと段々冬支度が始まっています。

 

さて、本日の様子です~

 

いつも人気な電話のおもちゃ。最近は数字も読める子が増え、自分で番号を押せるようになりました☎

みんな110番、119番が大好きなので「これは本当の電話でもしもししたらダメだよ、

パトカーも消防車も救急車も、本当に困ってる人のところに行くはたらくくるまだからね。」と

伝えるようにしています。

 

今までは指導員が入らないとうまく成立しなかったお買い物ごっこ、

いつの間にかセットから役割分担、片付けまで自分たちでできるようになっていました☺

指導員が「パン買ってきて~」とお使いを頼んで遊ぶことも(*’ω’*)

 

さて、本日は予定変更して特別レク。

聾唖者の特別講師の先生に来ていただき、みんなで手話と指文字のお勉強。

 

言葉を使わないありがとうはどう伝えるの?わたしの名前はどう説明すればいいの?おしゃべりはどうするの?

「耳が聞こえない」という、自分たちにはわからない、知らない世界。

普段なら感じない、言葉での会話が出来ない不便さ。

みんな素敵な先生とコミュニケーションを取りたがっていましたが、どうしていいかわからずおろおろ…。

 

「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」「ありがとう」「いただきます」「ごちそうさま」。

そんな普段当たり前に使っている言葉、その言葉を手だけで表現する。

それはとても難しいけれど、それができないと、この先生とはお話が出来ない。

子ども達はゆっくりと、自分の中に刻み込むように手話の真似をしていました。

 

世の中、様々な不便さと共に生きている人はたくさんいます。

目が見えない、耳が聞こえない、歩けない、体の一部がない。

見える不便さに限ったことだけではなく、病気や脳障害でうまく日常生活が送れない人も。

自分にとっての「当たり前」と他人にとっての「当たり前」は全く違うこと。

今日のレクを通してどこまで子供たちが考えてくれたか、感じ取ってくれたか、それはその子によって多種多様だと思います。

 

それでも、今日子ども達が先生と触れ合ったこと、教えてもらったことはとても貴重な体験であり

みんな何かを心に残してくれたのではないか、と私は思っています。

 

願わくば、誰かが困っている時に自然に、当たり前のように手を差し伸べることが出来る大人になってくれますように。

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